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緑が好き/plan01

森を抱く家

ともに60歳台前半の夫婦には、ある思いがあった。
「笑顔が集まり、風が薫り、緑が包んでくれる。
そんな、さわやかな家によみがえらせたい」
木造2階建ての一軒家。築40年になる。
1階は、暮らしの水まわり、茶の間と、
かつておばあちゃんが居た和室。
2階には、夫婦の部屋と、今は使われなくなった子供部屋がある。
子供たちは巣立ち、2人の暮らしが再び。
家はあちこち傷み、古びても見えるが、大切な物語が詰まっている。
2人が選んだのは、建て替えではなく、リフォームだった。

これは、読売不動産が提案するリフォーム設計の一例です。

家の周辺はいま、住宅がびっしり建ち並んでいる。
庭、といっても広くはないから、もっとたっぷりの緑がほしいと思う。
「もう、こんなに広い納戸はいらないよな」。
おばあちゃんの部屋で昔話をしていたら、
夫が廊下の向こうの納戸を見つめながらつぶやいた。
何やら思いついたらしい。
妻は夫の夢をすぐ察知したけれど、
自分でも「大胆すぎる」という気がしたので、
「まさか」と前置きして聞いた。
「中庭なんて、無茶なことは言わないでしょうね」

2人は読売不動産の設計士を自宅に招いた。
柱や壁の様子を調べながら、設計士は
「納戸を中庭にリフォームすれば、
どの部屋からも緑が見えます。いいアイデアですね」。
おばあちゃんの部屋が平屋で、中庭に風や光が入りやすいことも、
条件が幸いしているという。
納戸は天井を抜いた。その上の2階部分は撤去し、新しい壁を作った。
キッチンとの間はガラス戸にした。
大工事にはなったが、老朽化した柱や床、給排水設備などを併せて
リフォームした結果、以前より安全で快適な我が家になった。

「さあ、この中庭をどう使おうか」。夫は楽しそうに悩んでいた。
光が入るといっても、さすがに戸外の庭ほどではないから、
植えられる植物は限られる。
でも、石を置いたりすれば、和の雰囲気を醸し出せそうだ――。
中庭の効果は、緑だけにとどまらない、と妻は思う。
家の中を心地よい風が通り抜け、庭からの柔らかい自然の光が
室内をやさしく包んでくれる。
打ち水をすれば、夏は涼やかな風が室内を渡り、
温度と湿度をコントロールしてくれる効果もありそうだ。
庭の手入れは手間がかかるが、自然と向き合う時間は、
かけがえのない大切なひとときとなるだろう。

人と自然がつながる住まい。暮らしの中の緑は、
住まいで過ごす時間を、より心豊かにしてくれる。
そして、中庭をめぐる2人の会話も増え、
新しい物語が紡がれていくに違いない。